鏡餅と具足餅

2007年11月27日

「鏡よ鏡よ鏡さん、世界中で一番美しい女性はだーれ?」

と継母が鏡に聞き、「それは白雪姫です。」と答えが帰ってきた為、猟師
に白雪姫の殺害を命じる程、女性の鏡を通しての美の意識には昔も今
も変わらないものがあるんでしょうね。
晴
鏡餅と具足餅

鏡餅の名前の由来は、形が丸くて鏡に似ているから、(初期の鏡は青銅製で丸かった。)
鏡餅というようになったという説もありますが、

正月に自分の1番大切なものに、「今年も1年間よろしくお願いします。」と自分の魂を重ねて願ったというのが、本来の姿でしょう。


女性が毎日お世話になる鏡に、「今年も素敵な女性でありますように!」
と願いを込めて鏡台に飾ったのが鏡餅の名前の由来だと考えられます。
にっこり



それでは男性は何に鏡餅を飾ったのでしょうか?

室町時代から江戸時代まで、男性が命の次に大事だったもの!
それは鎧(よろい)や甲(かぶと)等の、戦の時に自分の命を守ってくれる
「具足」(ぐそく)でした。肯く

戦がない常時は、床の間に飾ってある具足に正月に飾った餅。
「今年も、自分の命を守ってください。」との願いを込めて飾った餅を
「具足餅」(ぐそくもち)と呼びました。

つまり江戸時代までは、飾る場所によって「鏡餅」と「具足餅」の
2つの呼び名があったわけですね。

明治時代以降、武士の身分がなくなり、「具足餅」の名前が忘れ去られ、
鏡餅を床の間に飾る習慣が残ったのでしょうね。


皆さんも、来年のお正月には「1番大事なもの」に鏡餅を飾られると
素晴らしい1年間になるかもしれませんよ!
にっこり



同じカテゴリー(餅と赤飯の話題)の記事画像
最近、増えてます!
お正月の餅販売中です
七五三のお客様お待ちしています
からわせ餅に焼き印押してます
大納言小豆のお赤飯
七五三は赤飯と紅白餅で!
同じカテゴリー(餅と赤飯の話題)の記事
 最近、増えてます! (2009-07-02 11:58)
 お正月の餅販売中です (2008-12-26 12:36)
 七五三のお客様お待ちしています (2008-11-15 11:54)
 からわせ餅に焼き印押してます (2008-11-13 21:47)
 大納言小豆のお赤飯 (2008-11-07 21:34)
 七五三は赤飯と紅白餅で! (2008-10-29 15:10)

Posted by 餅屋4代目 at 23:22│Comments(10)餅と赤飯の話題

この記事へのコメント

わ・た・し♪

タイトルの回答です\(^o^)/
Posted by 問天問天 at 2007年11月28日 00:16
問天 様

おっしゃるとおりでございます。(^―^) ニコリ
Posted by 餅屋4代目 at 2007年11月28日 00:24
>問天さま&4代目さま
お約束の茶番劇をありがとうございました(笑)
問天さんは酔っぱらっているものと思われます(下戸ですが)ので、4代目さま、今後とも広い心でお相手してあげてください~

>4代目さま
また「ほえ~」と首をぶんぶん縦に振ってしまうような記事をありがとうございました。
いつもいつも、出典はどこなんですか?インターネット?
Posted by 熊本県商工政策課熊本県商工政策課 at 2007年11月28日 08:50
四代目

先日は、わざわざのお電話、多謝(-人ー)

ところで、この鏡餅を置く台、これってどこで買えます?デパート行きゃあるのかな...?
Posted by 『Y』 at 2007年11月28日 14:14
Y 様

先日は急用で欠席してご迷惑かけました。

鏡餅を置く三方は、今の時期はホームセンターや仏具屋さん
で買えますよ。デパートもあるとは思いますが・・・
Posted by 餅屋4代目 at 2007年11月28日 16:25
熊本県商工政策課 様

深夜だったので、問天さんのコメントを右から左に聞き流してしまいました。

下手こいた~ (_ _|||)

来週あたり、八代に謝罪に、いや遊びに伺おうかな!と考えています。
というか、来週までしか時間がないもので。たぶん火曜日あたり。

餅についてのうんちくは、もちろんインターネットも参考にしますが、
私は28歳で父を亡くし経営者になりました。お客様から餅につい
てご質問に答えられないと悔しいので、県立図書館、市立図書館
から本を借りて調べたり、餅に関する書籍を購入して調べました。

「餅は餅屋」ということわざがありますが、餅を作らせたら餅屋という意味と、餅を語らせたら餅屋と2つの意味があるような気がします。

日本の伝統・文化に深く根ざしている「餅」を生業にさせていただいて
いる私は、それをお客様にお伝えしていくのも大事な仕事ではないかと
考えています。
Posted by 餅屋4代目 at 2007年11月28日 16:53
仏具屋さん....。

「三方」、「さんぽう」って読むのでしょうか....。

(やっぱ、日本人が、昔ながらの日本のものを知らんっちゅうのは寂しいな)
Posted by 『Y』 at 2007年11月28日 17:11
Y 様

鏡餅をのせる台は、「三方」もしくは「三宝」といいます。
読み方は両方とも「さんぽう」または「さんぽう」ですね。

購入されてからご覧になるとわかりますが、下の台の部分に
3面だけ穴が開いていて、三方と呼ばれているようです。
Posted by 餅屋4代目 at 2007年11月28日 17:35
鏡餅の一番下と2段目に防カビのシート(わさび入りの紙とか)を挟んじゃいけないのですかね?毎年食べようと思うと、裏にカビが生えているのが悔しくて。
Posted by マーチャン at 2007年11月29日 12:31
ことあるごとにつくづく思いますけど、4代目さんって、ほんとに商売人のカガミですね~(あ、お題と掛けてるわけてるわけじゃないですぅ)。
幼少時にすごいご苦労をなさっているか、年をごまかしてるか(お若く見えますしね~)のどっちかに違いないわぁ。
これからも楽しみにしています。

あ、問天さんは、あれぐらいではへこたれないので謝罪は必要ありませんよ。
Posted by 熊本県商工政策課熊本県商工政策課 at 2007年11月29日 13:05
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。